猪飼弓具店

美しい木目を生かした滑らかで温かみのある木製の弦巻きです。一つ一つ職人の手作業で作られています。

本体中央から開口部にかけてテーパー加工が施されており、弦を巻き重ねたときに収まりをよくする工夫がされています。

使用されている木材

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屋久杉

屋久島で標高500m以上の山地に生えている樹齢1000年以上のスギを「屋久杉」と呼びます。現在、伐採は禁止されており、材として出回るのは倒木などの土理木と呼ばれるものだけです。材は目の細かさ、笹の出現、ヤニの多さなどが特徴。齢を感じさせる強いスギの香りがあり、油分の多い材はミルクのような匂いがします。

トチ

広葉材の中では柔らかい部類に入ります。縮み、波状など様々なが現れます。仕上がりはきれいで、絹のような上品な光沢が出ます。かなり柔らかいので、加工しづらいところがあります。ロクロ加工では、刃物をよく研がないと挽けないです。

ローズウッド

別名アフリカンローズウッドとよばれ、本名はブビンガ。硬質材の中では最大級の大径木で（直径2mを超える木も）、大きな板材がとれます。硬さ、赤い色味、独特の杢などに特徴がある木材です。素直な木で、硬いがロクロ加工では挽きやすいです。やや明るい、あずき色。赤っぽい色だが、かなり個体差が出る。時間が経っても、少し退色する程度。