【帯より】現代弓道の神髄
典雅な武道としての弓術を初めて科学的に解明し、その実践と研究の成果を説く。
1976年初版以来、読み継がれた伝説の名著
待望の復刻版
目次
序文 小笠原流宗家 小笠原清信
まえがき
あるべき現代の弓道
動・姿貌
現代の弓道
正射必中
動きの美
昔の射法
著者の体験から
日置七派
踞い
射の実体
矢の働き
足踏み
胴造り
弓構え
身の内四寸の構え
取懸け
離れ・残身
生理より見た射形の実態
射形の実態
基礎体形
諸筋の働き
二本の線
縦・横十文字
自然体と十文字の伸び
自然の理
縦の線の伸び
体の横線と矢の線
弓射における筋の生理的分類
肩関節と上肢諸筋の連繫
上肢に関与する諸筋
主伸
上肢力の分布
主伸の生理的観察
押伸
理想の伸び
不同伸
上腕二頭筋と三頭筋の作用
妻手肩と肘
肩根伸縮のバロメーター
助伸と弾基伸
助伸
弾基伸
行射中主に使われる主働筋の左・右差
主働筋の左・右差
押し七分、引き三分
下肢の緊張
「自然体」の射法八節
足踏み
広さと角度
両足を開く広さ
爪先の向け方
女子の足踏み
胴造り
基準姿勢
股関節と足関節
両脚の緊張
両脚力の配分
基射体
重心の移動
足関節の柔軟性
五つの胴
弓構え
上肢の構え
左右の手之内
弓手の手之内
十文字の手之内
斜面で整える手之内十文字
紅葉重ねの手之内
正面打起しの手之内
角見と手之内の締め
手之内の締めもどし
手首の力と指先の働き
弓手・鉤の手之内
弓手・手之内と押し
弓把(弓の握り)の太さ
妻手の手之内
物見(顔向け・頭持ち)
物見と妻手肩
目づかい
視神経はレーダーのように
的付けと手之内
正しい的付け
的と矢とねらい
呼吸と動作
気息と肺活量
呼吸運動の様式
打起し
打起しの操作
打起しと妻手肩
背面筋も左右に開く
打起しと手之内
斜面打起し
矢先の向け方
受け渡し
送り込みと大三
打起しと大三
理想的な受け渡し
引分け
引分けは体で引く
矢束
正面・的心と裏的
左右下筋の伸びと力のバランス
引分けと妻手の働き
引分けの運行速度
引分けと妻手の絞り
会
筋骨の躍動する会
詰合いと楔
伸合い
肘先の締め
体の伸びと矢の線の張合い
会の深浅
離れ
離れと射開き
真の射道
自然体と大離れの原理
弦を持つから離すことになる
昔の小離れ
一文字の大離れ
焦点を絞る
離れと随意筋
離れの動機
妻手前腕の絞り
離れの働きを会の伸びの中に生かす
母指を弾き手首を返す
左右同形となる残身の手之内
自然体の積極的な離れ
妻手拳は矢の延長線に抜くこと
強い方に合わせる弓手、妻手
大離れの特徴
離法十種
残身
消化された体技
的中必ずしも上手ではない
稽古の目標を定めること
当たりと妥協するな
身心ともに甘さはないか
真剣な稽古
早気ともたれ
早気
八秒で二度の的付け
もたれ
基本に徹すること
指導
自分なりに自信を持て
的に執われると力みになる
積み重ねによって進歩へ
付録・審査、競技の運行について
審査五人立入場の要領
審査における行射の要領
第一次
第二次 錬士の部
第二次 教士、七段、八段の部
競技における行射の要領
行射の順序
むすびに
著者の弓歴
中央公論新社
A5版 220ページ
ISBN: 978-4-12-005775-5
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