【天然鹿革の傷について】
カケの材料である鹿革には、必ずといっていいほど傷があります。これは鹿が生前に木々や他の個体の角などから受けた傷で、天然素材である以上は避けることができません。加えて、傷が少なく革質もよいものは上級品(雨露離)から使用されますので、普及品(束離、中離、至離)にはどうしても傷がある革を使わざるを得ません。使用に支障のない程度の浅い傷は入っているものという前提でご理解いただきますようお願いいたします。参考:「角傷について」- 征矢弓具製作所ブログ
誂品(フルオーダー品)を除けば同メーカー「離」ブランドの最上級品にあたります(堅帽子・控えあり)。
通常のライン生産とは異なり、一つ一つカケ師の技術により製作されており、検査も非常に厳しいものになっています。そのため、生産数に限りがあり、製作の納期も長めです。
※雨露利の離れ
雨が草木の葉にそそぎ、露が草木の葉に宿って、次第に重くなって来て、遂に雫となって、葉末から自然にぽろりと落ちて、あとかたのないように、弓を引込んで会に入り、詰め合い伸び合いの間に、次第に心身の力が集積して来て、その緊張の極、無理なく自然にぽろりと放れて行く姿が、よく似通って居る状態を、雨露の無心にこぼれる状態に例えて形容賛美して、離れの至極を教えたもの
――「現代弓道小事典」より引用
台革:茶色
縁:七分縁(紫)
帯:本革(紫)
■サイズについて
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