松ヤニと油より作られる「クスネ」は、古くから弦の補強やその他弓具の接着などに幅広く利用されてきました(「手ぐすね引く」という言葉にも使われています)。
こちらは主に弦の補強や中仕掛けの作成を目的とした、使いやすいチューブ入りです。棒や革の切れ端、麻ぐすね(わらじ)などに適量を付けてお使いいただけます。
【夏用と冬用の違い】
夏用は暑くてもベタつきにくいように、冬用は寒くても溶かしやすいように、固さが調節されています。
固まっていて出てこない場合には、軽く湯煎をすると柔らかくなります。冬場は使い捨てカイロなどの熱も活用できます。※熱しすぎにはご注意下さい。また、衣類などに付かないようにご注意下さい。
【中仕掛けへの使い方】
中仕掛けを作る場合には、棒などに取った適量のクスネを弦に塗り、仕掛け麻を弦に巻き付け、道宝と呼ばれる木片で締め固めます。木工用ボンドなどに比べるとやや扱いに慣れが必要ですが、クスネは固まってもわずかに粘性を保つため、筈としなやかに噛み合い、筈こぼれを軽減します。
チューブ長さ約10.5cm、重さ約20g
※夏の車内など、高温になる場所に放置されますと、膨張によりチューブが破けて中身が漏れることがあります。ご注意下さい。
→カケ溝用には専用品をおすすめします。
※ご注文品の個別発送は原則として行っておりません(例えば、弓と弦を同時にご注文いただいた場合に、弦だけを先に発送する、など)。個別発送をご希望の場合は、個別にご注文願います(送料は個別に必要になります。なにとぞご了承ください)。